タロットの基本解説
タロットカードの構成
タロットカードは、大アルカナ・22枚と小アルカナ・56枚、計78枚から構成されています。
“アルカナ”は「秘密」を意味しています。
大アルカナ
大アルカナは「より広く深い観点からの人生における秘密」であり、
人生において私たちに、「ひらめき」や「生きていくためのヒント」を与えてくれます。
また、人間の成長のすべてのパターンが含まれているとも言えます。
小アルカナよりも深く大きな意味を持っていますので、より深いリーディングが必要です。
wikipediaより引用
番号 タイトル 意味 占星術 0 愚者(ジプシー、道化師、物質主義者) 夢想・愚行・極端・熱狂 火星 1 魔術師(異教徒、奇術師、賢者、せむし、道士、香具師) 意志・手腕・外交 水星 2 女教皇(イブ、女司祭、隠されたイシス、ジュノー) 秘密・神秘・英知 土星 3 女帝(現われたイシス、皇后、大地、ビーナス) 実り・行動・月日の長さ・未知 金星 4 皇帝(オシリス、元首、ジプシーの王、立方体の石) 統治・堅固さ・防御・同盟 木星 5 教皇(司祭長、ジプシープリンス、法王、法の審判) 信条・社会性・恵みと有徳 02金牛宮 6 恋人(エルメス、エロス、結婚、二つの道、優柔不断、愛) 魅力・愛美 03双児宮 7 戦車(凱旋、勝利の王、征服者) 援軍・摂理・勝利・復讐 09人馬宮 8 力(女力士、剛毅、説得、ヘラクレス、勇気) 力・勇気・寛大・名誉 05獅子宮 9 隠者(賢者、反逆者、老人) 深慮・忠告を受ける・崩壊 11宝瓶宮 10 運命の輪(運命の車、革命、幸運神、時代、報い、輪) 幸運・転機・向上 06処女宮 11 正義(裁判の女神、主席判事、正義の女神、バランス) 平等・正しさ・正当な判決 10磨羯宮 12 吊るされた男(死刑囚、使徒、殉教者、処刑台、吊るし人) 英知・慎重・試練・直観 12双魚宮 13 死神(時間、不死性、霊魂)※無記名の場合アリ 停止・損失・死と再生 08天蝎宮 14 節制(グレートマザー、大天使、天界の女王、閃き) 調整・中庸・倹約・管理 04巨蟹宮 15 悪魔(黒魔術師、サタン、情欲、堕天使、バフォメット) 暴力・激烈・宿命・黒魔術 07天秤宮 16 塔(稲妻、神の家、神罰、バベルの塔、脆さ、落雷の塔) 悲嘆・災難・不名誉・転落 01白羊宮 17 星(希望、賢人の星、シリウス、時間) 希望と吉兆・瞑想・放棄 星 18 月(黄昏、ヘカテ、魔王、夢、霊界) 隠れた敵・幻想・欺瞞・失敗 月 19 太陽(インスピレーション、赤ん坊、永遠の青春、双子) 物質的な幸福・幸運な結婚 太陽 20 審判(名誉、復活、最後の審判、永遠、怒りの日、石棺) 復活・位置の変化・更新 —- 21 世界(宇宙、帰還、真実、大地、地球、導師、ソフィア) 完成・約束された成功・旅 (黄道12宮)
小アルカナ
小アルカナは、ワンド・ソード・カップ・ペンタクルという四つの組 (スート suits)に分かれています。
小アルカナは大アルカナよりも、具体的な生活レベルでの営みを表したカードと言えます。
さらに各スートは、以下のように分類されて構成されています。
- 数札 pip cards・・・1から10までの数字を示す札
- 人物札 court cards・・・4枚の人物を示す札
- ページ page
- ナイト knight
- クイーン queen
- キング king
タロット占いのやり方
1.なにを聞くのかをハッキリ決める
まず、タロットに何を聞くかを明確にします。
2.カードをシャッフルする。
次にカードをシャッフルします。
シャッフルの仕方もこれといって正解はないですが、
トランプの様にカードを混ぜたり、机の上に広げて手で混ぜる方法などが代表的です。
3.カードを展開する。
シャッフルしたカードを展開します。
代表的な「スプレッド」(カードの展開法)をいくつか紹介します。
ワンオラクル
カードを1枚引くという、もっともシンプルな占い方です。
スリーカード
- 過去
- 現在
- 未来
と3枚のカードを並べ、その結果から占う手法です。
二者択一
ヘキサグラム
ケルト十字
代表的なスプレッドは以下の通りです。
Wikipediaより引用
名称 解説 フォーチュン・オラクル法 V字型に7枚、その中央に3枚。 セブン・テーリング法 7枚の予言。対人関係に向く。 ケルト十字法 悪魔の10カード、大十字架占いともいう。 ホロスコープ法 黄道十二宮のように12のジャンルに分けカードを配列。 ヘキサグラム法 六芒星(ヘキサグラム)のようにカードを配列。 変形ヘキサグラム法 ヘキサグラム法を12枚に増やし、過去からの流れを明確にした展開法。 大三角の秘宝法 3枚のカードを3角に配置、キーカードも1枚配置 二者択一展開法 V字型に5枚配置 ファランクス法 16枚のカードを4×4で配置(小アルカナの人物カードのみを使用) 大ピラミッド法 最下段12枚、上に行くに従い11、10…最後は1枚と配置。 グレゴリウス法 10枚を3段(月の日数による)、さらにその右横に1枚ずつ、さらにその右横に1枚ずつ配置 陰陽法 2枚のカードを縦に配置
4.リーディングする
最後に、出たカードをもとに、リーディングします。
インスピレーションでいいので、解釈は何が正解というものはありません。
カードの吉と凶
タロットカードには、絵札からのイメージで吉と凶に分けられてしまいがちですが、
吉凶の単純なものではありません。
質問と、スプレッドのポジションによって、カードの意味が決まります。
例えば「死神」のカードは一見「凶」のカードに思えますが、
読み方によって、良いことにも悪いことどっちにも捉えられるのです。
正位置と逆位置
カードには「正位置」「逆位置」があります。
正位置か逆位置かで解釈が変わってきます。
一般的に「逆位置」だと「正位置」の反対の意味と解釈されますが、
質問の内容、そのほかのカードとの関係性やポジションによって解釈が決まりますので、
逆位置に出たからといって、いつも正位置での意味の反対というわけではありません。
また、中には逆位置は無視するという人もいます。
基本的な解説は以上ですが、まだまだタロットは奥が深いです。
知れば知るほど、色んな解釈が出来て楽しくなると思います。